「幸福度上げる」山本一太新知事が初登庁 国内外で群馬PR
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初登庁で支持者らに迎えられる山本知事(中央)=県庁県民ホール(アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます)
知事の椅子に座り意気込みを語る山本知事
県庁昭和庁舎で訓示する山本知事

 山本一太新知事は29日、群馬県庁に初登庁し、本格的に1期目のスタートを切った。職員への訓示や幹部との庁議を経て就任会見に臨み、県政運営への抱負を語った。刷新方針を示している副知事2人の人事については「あらゆる選択肢を考え、お盆明けには任命したい」と述べた。

◎初登庁前には南牧村で村長と会談
 午前10時、県庁県民ホールに新知事が姿を見せると、大勢の支持者や職員が拍手で迎えた。花束を受け取った山本知事は「知事という肩書を活用して、県民の幸福度を上げることに貢献したい」と決意を述べた。

 知事室で報道陣の取材に応じた後、昭和庁舎で職員に訓示し、当事者意識や明確な目的意識などを持ってほしいと語り掛けた。幹部職員との非公開の庁議では、積極的な情報公開やパワハラ防止などを呼び掛けたという。

 午後1時半から会見室で開いた就任会見は、記者とのやりとりをインターネット上で生中継。群馬県の魅力度向上への意気込みなどを語った。今後も定例会見を週に1度開き、同様に中継する意向を示した。

 初登庁に先立ち、同日朝には南牧村に足を運び、長谷川最定村長と会談した。

◎知事の椅子「普通の感じ」
 29日に初登庁した山本一太知事は、セレモニーを終えると知事室に入った。報道陣に椅子の座り心地を聞かれて「普通な感じ」と笑いを誘う一方で、「ずっとここにいるのではなく、時間があれば県内外や世界を飛び回り、群馬をPRしたい」と意気込んだ。

 続いて県庁昭和庁舎で約300人の職員を前に訓示した。群馬県は首都圏に近く、豊かな自然や農産物、温泉があって比較的恵まれているからこそ、危機感が足りない面があると指摘。現場主義、当事者意識、積極的な姿勢、明確な目的意識を持って仕事に励むよう呼び掛けた。

《一問一答》今後もブログで発信
 29日に開かれた山本一太知事の就任会見の主なやりとりは次の通り。

―群馬県の課題は。それをどう解決するか。
 実力に見合った評価を得ていない。これだけ観光と人的な資源、特産品があり、東京に近く住環境のバランスも取れているのに、2014年の博報堂と慶応義塾大の「幸福度調査」では全国で最下位だった。

 潜在力を生かし、きちんとした評価を得ることがインバウンド(訪日外国人客)や県民の新しいプライドにつながる。心の元気が経済の活性化につながるサイクルをつくることが大事だ。

 財政の健全化についても中期的な見通しはつくらなくてはならない。

―来年4月に完成するコンベンション施設「Gメッセ群馬」の活用の考えは。
 職員の話をまだ聞いていないが、(知人の経営コンサルタントや経営者らからは)かなり厳しい意見が多かった。交流人口を増やす起爆剤にしたいが今の段階で確信はない。これから知恵を絞り、どういうことができるか考えたい。活用しなくてはならないが、非常に大変ということは県民に分かっていただきたい。

―副知事人事は。
 反町敦副知事は(8月19日の)任期まで務めてもらう。(総務省出身の)荻沢滋副知事については、新たな副知事をいつ任命できるかにも関わるので考えたい。来週には石田真敏総務相に会うので、よく話してきたい。あらゆる選択肢を考え、お盆明けくらいに任命できたらと思う。

―会員制交流サイト(SNS)などのネット戦略の新チームと自らのブログの兼ね合いは。
 都道府県知事でブログを毎日更新している人はあまりいない。知事からの発信として当然続けていく。ブログは私しか書けないが、新チームでは日々の県の行事を動画や写真と共に発信する形を考えている。広報課を含め、職員とよく協議して決めたい。

―任期については。
 最初から(2期)8年、(3期)12年ということは考えていない。自ら任期を言うのは不遜な気がする。県民が決めることだ。4年後に県民が続けてほしいとなれば続け、及第点をもらえなければ終わりだと思う。(掲げた政策は)1期ではできないことも多くある。政策に着手して、一つ一つ具体的な成果を上げなければならない。

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