ワタミファーム倉渕農場がJGAP認証取得 五輪基準をクリア
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JGAPを取得したワタミファーム倉渕農場

 外食事業などを手掛けるワタミ(東京都大田区)のグループ会社が運営するワタミファーム倉渕農場(群馬県高崎市倉渕町権田)が、生産工程管理に関する認証規格「JGAP」を取得した。2020年東京五輪・パラリンピックの選手村などで使う食材の調達基準を満たし、既に認証されている日本農林規格(JAS)に基づく「有機JAS」と合わせて、高品質のお墨付きを得た。

◎キャベツに特化へ

 グループ会社はワタミファーム(千葉県山武市)で、全国11カ所に農場、牧場がある。ワタミが展開する「和民」「ミライザカ」といった飲食店や、宅食事業で使う野菜や乳製品を手掛ける。倉渕農場は地元農家から畑を引き継いで03年4月に開業し、東日本エリア向けに有機野菜を供給している。

 JGAPは、農業の生産工程管理の信頼性の高さを認めるもので、農林水産省が導入を推進している。食品安全や農場運営、労働安全などさまざまなチェック項目がある。

 倉渕農場での認証品目は、キャベツ、ハクサイ、サニーレタス、グリーンリーフ、ダイコンの五つ。原聖馬農場長は、JGAP認証の効果として「堆肥などの在庫管理に費やす時間が減少した」と生産性向上を挙げる。経験の長さにかかわらずノウハウの共有が可能となり、若い人材もすぐに活躍できるといい、現在は現場管理の大半を新卒2年目の堀内尚生さんが担う。

 生産性が向上したことから、キャベツに特化した農場を目指す。ワタミが運営する飲食店ではキャベツを生で食べるニーズが高く、「『倉渕のキャベツ』としてブランド化を図り、定番メニューを目指す」と意気込む。

 ワタミの飲食店では外国人客が増えており、東京五輪・パラリンピックに向けて、農場の野菜を使用したメニューに認証マークを施すなどしてPRすることを検討。同大会で使用する食材の基準を満たすことから、食材納入も働き掛けていきたいという。

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