県内JR 6駅で1日平均乗車数が最多 合理化進み無人駅も増
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1日平均乗車人数が多い群馬県内JR駅(2018年度)

 群馬県内JR駅の2018年度1日平均乗車人数は、最も多かった高崎(3万2169人)をはじめ、上位10駅のうち6駅が00年度以降の最多を更新したことがJR東日本のまとめで分かった。一方、集計から除外される駅員のいない無人駅は5割近くまで増加。高齢化を背景に鉄道が利用され、一部の都市部の駅でにぎわいが目立つのに対し、駅運営の合理化が進んでいる実態も明らかになった。

◎今後の需要減 懸念 「駅を利用した地域活性化策が必要」
 JR東日本によると、高崎以外で最多を更新した上位5駅は前橋(1万0682人)、新前橋(6237人)、伊勢崎(6121人)、高崎問屋町(3831人)、駒形(2998人)。このうち前年と比べた伸び率は高崎(3.7%)、高崎問屋町(3.3%)が顕著だった。

 高崎駅について、JR東日本高崎支社は大型商業施設や集客施設が新設されるなど周辺環境が変化し、「街の魅力や利便性の向上が、人員増につながったと考えられる」と指摘。ただ、人口減少や働き方の変化により、今後の需要減も懸念されるとしている。

 これに対し、高崎、上越、信越、八高、吾妻、両毛各線にある県内全53駅のうち無人駅は現在、24駅(45.3%)。最近では昨年10月に松井田、西松井田(ともに安中市)が無人化し、17年度以降で5駅に上る。

 吾妻線では17駅のうち14駅が無人。同支社は「駅の業務内容、利用状況などを勘案して総合的に決めている」とし、さらに無人化が進む可能性もある。有人でも切符などの窓口販売をしていない駅もある。

 こうした状況について、群馬経済研究所の樹下芳久主席研究員は高齢化により鉄道需要が高まる一方、合理化は避けられないとしつつ、「駅は拠点であり、周りに人が集まるようになれば、街並みも変わる。駅を利用した地域活性化策が必要」と話している。

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