“群馬の味”を羽田で 花山うどんが来春 空港直結施設に出店
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来春開業する花山うどん羽田国際空港店の店内イメージ

 群馬県の製麺業、花山うどん(館林市本町、橋田三造社長)は、2020年4月に開業する羽田空港直結のホテル商業複合大型施設(東京都大田区)に飲食店を出店する。東京五輪に向け、利用客の増加を見込む国際線のターミナルと連結した建物内の店舗で“群馬の味”を提供し、訪日外国人や帰国直後の邦人需要を取り込む。

 出店するのは、空港に隣接する4万3000平方メートルの敷地に建築中の、12階建て延べ床面積9万1700平方メートルの施設。1階の飲食店街に、店舗面積約100平方メートルの「羽田国際空港店」を出す。40席の飲食スペースと調理室、物販ブースを置く。

 空港と直結する2階に土産店があるほか、施設内には客室数約1700のホテルや天然温泉、イベント会場などが整備される。出店フロアにはバスターミナルなどが配置されるため、多くの利用客が想定できる。

 同社は9月に内装工事に着手する予定で、壁に群馬県の形に由来するツルの絵や、館林市の観光資源ツツジを描き、地域をPRする。

 館林の工場から生麺を輸送し、現地で調理する。メニューは検討中だが、空港オリジナル商品を提供する予定だ。営業時間は午前8時から午後11時で、1日当たり400人の集客を目指す。

 同社は新店舗開業に向け設備投資を実施。ラインを増設し、生産能力を2.5倍に高めたほか、麺の成分を科学的に分析して品質を一定に管理するシステムを9月に導入する。

 出店計画を主導する花山うどん五代目店主の橋田高明専務は「群馬のうどんの魅力を広げたい」と意欲を見せる。情報発信の拠点として、要望があれば観光関連のパンフレットも常備したいとしている。

 同社は1894年創業。現在、館林市内に2店舗を構えるほか、銀座店(東京都中央区)を運営している。

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