「築地銀だこ」のホットランド 居酒屋事業拡大 多様な業態展開
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タコを使った具材が好評の「おでん屋たけし池袋西口店」

 群馬県桐生市で創業し、たこ焼き専門店「築地銀だこ」を展開するホットランド(東京都中央区、佐瀬守男社長)が居酒屋事業を強化している。4月に居酒屋運営に特化した完全子会社を設立し、店舗で人気だったおでんの専門店も開業。料理や価格、広さなど地域特性に合わせた多様な業態で展開し、たこ焼き事業と並ぶ収益の柱にする。

◎台東区では「ギンダコ横丁」を展開
 居酒屋店舗を適切に管理するため、完全子会社の「ギンダコスピリッツ」(東京都)を設立。ホットランドの一部門だった居酒屋運営を移管した。専門的な経営戦略の立案とともに意思決定の迅速化を図り、出店スピードを加速させている。

 同じ時期には、おでんに特化した専門店「たけし」を豊島区に開業した。タコを使った具材など独自メニューが人気という。

 こうした居酒屋事業の好調を背景に、2019年6月中間連結決算は純利益が4億7000万円となり、2期ぶりに黒字を確保した。広報担当者は居酒屋事業の強化について、投資コストを回収する段階に入っていると説明。「たこ焼き販売に次ぐ新たな柱に育てるため、消費者ニーズを捉えた的確な出店を続けていく」と話す。

 同社は、たこ焼きを食べながら飲酒をしたいという需要を捉え、居酒屋事業に参入。たこ焼き店に立ち飲みスペースを併設した「銀だこハイボール酒場」を09年に開店した。気軽に来店できる価格設定と、首都圏の主要駅を中心とした好立地が受け、現在は40店まで増えた。

 17年には同社が運営する焼鳥店や天ぷら店、バーといった専門店を集めた複合大型店舗「ギンダコ横丁」を台東区に新設。店舗内で飲み歩きができ、現在は4店舗ある。利用時間が長く、客単価が高い着席スタイルの居酒屋「銀だこ大衆酒場」は18年に開業。東京の「下町」と呼ばれる地域を中心に18店を展開する。

 お好み焼き店「ごっつい」を首都圏で14店舗運営するアイテム(東京都)も完全子会社化するなど、積極的な事業拡大を図っている。

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