農業振興で連携協定 県内初の農学部開設 高崎健大と県
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 群馬県内初の農学部が高崎健康福祉大に本年度開設されたことを受け、群馬県は3日、農業振興と6次産業化の推進に関わる連携協定を同大と締結したと発表した。情報通信技術(ICT)を活用する「スマート農業」の研究をはじめ、人材育成や商品開発などに関して連携し、農林大学校の卒業生が同大に編入学できる仕組みも検討していく。締結は2日付。

 同大が所有する最新機器を利用したり、県農業技術センターのほ場での実証試験を共同で実施したりと研究施設を相互に利用。小型無人機ドローンや高度環境制御技術などを活用したスマート農業に関する共同研究を進める。

 同大のゲノム解析機器を用いたこんにゃくの共同育種や、キャベツやベニバナインゲンといった高原野菜に詳しい教員との共同研究も想定。生産から加工、販売まで手掛ける6次産業化の推進に連携して取り組む。

 人材育成にも力を入れる。同大の学生を県の農業技術センターや蚕糸技術センター、農業事務所にインターンとして受け入れるほか、県の試験研究機関研究員がスキルアップのために同大の博士コースを活用できるようにする。県農業研究基本計画の検討委員に同大の教員が就き、同大の評価委員に県職員が就任するなど人的な交流も進める。

 県農政課は「大学の持っているノウハウを県政に生かしたい」、同大農学部の大政謙次学部長は「地域振興のために役立ちたい」としている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事