秋の味覚の食卓遠く サンマの歴史的不漁で品質低く価格は上昇
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 サンマの漁獲量が戦後最低レベルにとどまり、群馬県内のスーパーや飲食店にも影響が出ている。今年の生サンマは身が細く、脂が乗っていないため、消費者には割高感も強い。恒例のサンマフェアを取りやめる飲食店や、秋サケなど代替商品をお薦め品にするスーパーも。庶民の秋の味覚だったサンマだが、食卓から遠のく一方だ。

 「9月は旬で稼ぎ時なのに、生サンマの売り上げは昨年の1割に満たなかった。質も良くないので昨年の冷凍をお薦めするほど。10月後半にようやく量が入り、価格が下がってきた」。「パワーセンターうおかつ」を運営するカルチャー(高崎市)の仕入れ担当者は打ち明ける。仕入れは4キロ当たり昨年はおよそ25匹入りだったのが、今年は35匹ほど。身が細いためだ。1匹の重量が少なく価格は抑えられるものの、今月中旬ごろまで「同じ重さなら3倍近い値段だった」と嘆く。代替商品として昨年比で1割ほど安い秋サケや、ホタテなどを売り出す。

 漁業情報サービスセンター(東京)によると8月~10月20日のサンマ漁獲量は前年の14.7%にとどまる1万1336トン。半世紀ぶりの記録的不漁だった一昨年をさらに下回り、戦後最低となる見込みだ。

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