台風19号で水没の市民ゴルフ場 再開を断念 閉鎖前倒し 高崎市
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土砂の除去作業が続く高崎市民ゴルフ場=7日午後3時50分ごろ

 群馬県高崎市の富岡賢治市長は7日、台風19号の河川増水によって水没した市民ゴルフ場(同市阿久津町)について、費用対効果の観点から再開を断念する意向を示した。市は市内最大規模の総合運動公園「高崎市民スポーツパーク(仮称)」を整備するため同ゴルフ場を来年9月末で終了する方針だったが、前倒しでの閉鎖を余儀なくされた。

 富岡市長は同日の定例会見で、「土砂で埋まった広いゴルフ場を元に戻すには多大な費用がかかる。スポーツ施設に転換しようと思っており、ゴルフ場としては再開しない」と述べた。土ぼこりを防ぐため、堆積した土砂の除去作業は引き続き進める。

 運営する市の指定管理者によると、同ゴルフ場は台風19号が上陸した10月12日から営業を休止。烏川と鏑川に囲まれており、全コースが水没した。利用料が手頃なことなどから市民を中心に人気があり、常連客からは被害を心配する声が寄せられていたという。

 市によると、復旧には数千万円もの予算が必要となり、再開しても運動公園の整備に向けてすぐに閉鎖することになるといった理由から再開を断念。業務委託している指定管理者への補償を検討している。

 同日午後、同ゴルフ場の9番ホールでは土木会社の数人が重機や手作業で土砂の撤去作業をしていた。10日間以上作業しているという男性は「想像以上の土砂の量。多いところは60~70センチも積もっている」と話していた。

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