知事 人脈をフル活用 総合計画有識者懇談会のメンバー発表
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 県政運営の指針となる次期総合計画の策定に向け、群馬県は内容を検討する有識者懇談会のメンバーに、眼鏡チェーン店「JINS」を展開するジンズホールディングス(前橋市)の田中仁CEOや、健康増進事業を手掛けるタニタヘルスリンク(東京都)の丹羽隆史社長ら12人を起用することを決めた。第一線で活躍する各界の専門家の意見を反映させながら、来年10月の策定を目指す。国内外の潮流を取り入れるため、懇談会と並行して、ジャーナリストの田原総一朗さんらを招いたヒアリングも実施する。

◎男女を半々に 来年7月まで随時開催
 懇談会は今月中に初会合を開き、来年9月までに計4回の開催を予定する。メンバーは地方創生や教育、情報技術(IT)、商工業などの各分野から県内、県外で6人ずつ選んだ。田中、丹羽両氏のほか、ジャズピアニストで数学教育者の中島さち子さん、平塚浩士群馬大学長、前橋市在住の女優でモデルの手島実優さんらが名を連ねる。

 現行計画(2016~19年度)の懇談会は県内の業界団体代表者や学識経験者ら36人がメンバーを務めた。今回は規模を3分の1に圧縮して活発な議論を促すとともに、女性の視点を県政に生かすため、男女を半々とした。遠方に住むメンバーが、テレビ会議システムを活用して参加することも検討している。

 ヒアリングは山本一太知事の人脈をフル活用する。テレビ番組「朝まで生テレビ!」の司会者としても知られる田原さんのほか、イギリス出身の経営者で「新・所得倍増論」などの著書があるデービッド・アトキンソンさん、筑波大准教授でメディアアーティストの落合陽一さんら10人程度を招く。来年7月ごろまでに随時行い、県幹部や、先進事例研究チームなどに所属する若手職員、懇談会のメンバーらが同席する。

 次期計画は、 (1)県民の幸福度向上 (2)外国人との共生 (3)国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念反映―を基本的なコンセプトに据え、世界の潮流を踏まえて群馬県の将来像をいかに描くかを重視する。

 おおむね20年後を見据えた長期の「ビジョン」と、具体的な施策を体系化した10年間の「基本計画」で構成する方針で、県内各分野の関係団体との意見交換も実施する。

 人口減少対策の柱となる県版総合戦略は年度内に次期戦略をまとめる。

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