運転手点呼 ロボが支援 前橋・ナブアシスト 運送業務改善へシステムを開発
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ロボットが運行管理者(左)の業務を支援する

 人手不足に悩む運送業者の業務改善を目指し、システム開発のナブアシスト(前橋市元総社町、望月明夫社長)は業務支援システムの開発に力を入れている。トラックやバスの運転手の点呼を支援するロボットや、運転手の勤務状況をリアルタイムで管理するシステムを発売。働き方改革を支援し、長く働ける職場づくりや離職防止を後押しする。

 4月に一部施行された働き方改革関連法では、大企業は同月から、中小企業は来年4月からそれぞれ残業に罰則付きの上限規制が設けられた。運送業は5年間の猶予期間が設けられたが、国家資格の運行管理者は猶予の対象外で、業務の効率化が求められている。

 同社は今夏、運行管理者が行う法定の点呼業務を支援するロボット「テンコ デ ユニボ」の貸し出しを始めた。運転手の本人確認や飲酒の状況など複数の項目を運転前後に点検できる。

 数分かかる一連の業務のうち、点呼の最終確認に当たる「視認」以外をロボットが代行し、運行管理者の負担を軽減する。空き時間を配車準備や勤務シフト作りなどに充ててもらう。料金はアフターサービスを含めて月額で税別9万5000円。

 10月からはリアルタイムで運転手の勤務を管理できるクラウドサービス「乗務員時計」を始めた。運転手はスマートフォンから勤務時間や休憩時間を入力。運行管理者がパソコンで勤務時間を把握し、過重労働にならないようにシフトを組めるようにした。

 来年3月には運転手の安全講習用ソフトの発売も予定。ソフトを「テンコ デ ユニボ」で読み込むと、運行管理者に代わって講習を行う。

 同社は「情報通信技術を使った業務改善を支援し、運送業の人手不足解消に貢献したい」としている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事