家具と家電 相乗効果期待 ヤマダ電機が大塚家具を子会社化
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記者会見するヤマダ電機の山田会長(右)と大塚家具の大塚社長=12日午後、東京都

 家電量販店最大手の群馬県のヤマダ電機(高崎市栄町、三嶋恒夫社長)は12日、経営再建中の大塚家具(東京都江東区、大塚久美子社長)を30日付で子会社化すると発表した。約44億円の第三者割当増資を引き受け、出資比率は議決権ベースで51.74%になる。大塚家具は販売が低迷し、赤字経営が続いていた。店舗閉鎖などリストラを進めたが財務体質は改善せず、身売りに追い込まれた。

◎来期の黒字化が目標…ヤマダ電機・大塚家具 会見
 ヤマダ電機が経営再建中の大塚家具を子会社化する。12日の記者会見でヤマダ電機の山田昇会長は「(大塚家具との)シナジー(相乗効果)を期待している」と強調。大塚家具の早期黒字化に向けて積極的に支援する考えを明らかにした。主なやりとりは次の通り。

-大塚家具がヤマダ電機の子会社になってからも大塚氏が社長を続けるのか。
 大塚氏 引き続き貢献していきたい。

-父で創業者の大塚勝久氏に相談をしたのか。
 大塚氏 事前に伝えているが、反応は控える。

-大塚氏が社長を続けていく条件は。
 山田氏 来期の黒字化が一つの目標だ。われわれは結果主義だが、チャンスを与えないといけない。(大塚家具は)ネガティブな報道での利益損失も大きかった。少してこ入れすれば業績は回復する。(子会社化は)それを数字で確認した上での判断だ。

-黒字化をどう達成するのか。
 大塚氏 既存店の売上高を上げ、法人取引に力を入れることで黒字化を目指したい。

-子会社化によるメリットは。
 山田氏 家具と家電は親和性が高く、理想の組み合わせ。プラスのシナジーを非常に期待している。ヤマダ電機にとっても女性客や客単価が増え、品ぞろえの幅が広がり、ネットビジネスの発展も見込める。ポイントを大塚家具で使えるようにするといったことも当然考えていく。

―家具という商材を手に入れた今後の展開は。
 山田氏 アクティブ会員をプラットフォーム化し、独自の経済圏を構築したいと考えている。ネット企業にはまねできない顧客とのつながりを生かしていく。

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