太陽誘電が全固体電池を開発 安全で小型・薄型化 ウエアラブル端末へ
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太陽誘電が開発した全固体電池(4.5ミリ×3.2ミリ×3.2ミリ)

 群馬県の高崎市や玉村町などに製造拠点を持つ太陽誘電(東京都中央区、登坂正一社長)は、次世代電池として注目される「全固体リチウムイオン二次電池(全固体電池)」を開発した。県内工場でも製造している主力の積層セラミックコンデンサーで培ったノウハウを応用。小型・薄型化が進み、市場拡大が見込まれるウエアラブル端末への搭載を見込む。2021年度中の量産開始を計画している。

 同社が開発した全固体電池は、構成材料の一つである電解質に独自の固形素材の酸化物系セラミックスを採用した。ノーベル化学賞の対象となったリチウムイオン電池の電解質は液体が主流だが、液漏れなどで発火する恐れがある。これに対し全固体電池は電解質が固体のため燃える危険性がなく、リチウムイオン電池より安全性が高いとされる。

 さらに電解質の中で正と負の電極を分ける材料の「セパレーター」が不要なため小型化できるという。

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