働き方改革で休業や時短が定着 年末年始の県内サービス業
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群馬県内の小売・飲食店の年末年始対応

 人手不足に伴う働き方改革の一環などで年末年始に休業したり営業時間を短縮したりする動きが、群馬県内のサービス業で定着してきた。小売店で例年通りに元日休業を継続する動きが目立つ中で、外食では休業日を増やす企業も出てきた。一方、帰省客を迎える家庭の需要を踏まえて元日営業を継続する店舗もある。

◎帰省による需要増に応じる店舗も
 ラーメン店「おおぎやラーメン」を展開するおおぎやフーズ(安中市)は直営の県内外28店舗を対象に、元日休業に加え、十数年ぶりに大みそかを休業にする。昨年までは営業時間を短縮していたが、「5日間の有休取得義務化など社会情勢を鑑みた。31日は例年、出勤できない従業員が多く、出勤者の業務量過多といった従業員間の不公平感も招いていた」と説明する。

 年末年始の営業を例年通りに対応する飲食店は多い。イタリア料理店のシャンゴ(高崎市)は大みそかと元日を終日休業。弁当製造販売の登利平(前橋市)は統一的な休業にせず、本店など4店で元日午前10時~午後2時に弁当販売に限って対応する。

 スーパーマーケットは元日休業が定着している。とりせん(館林市)は元日休業について「10年以上前から続けており、普段忙しい従業員も元日はゆっくりと過ごしてほしい」と配慮する。

 一方、一部の大型店では営業を続ける動きも。ベイシア(前橋市)は前橋南モール店など県内3店で元日に福袋を販売しており、「毎年楽しみに来てくれるお客さまがいる」と話す。県内9店で元日営業をするフレッセイ(同市)は「お客さまのライフラインとして必要。元日は毎年すしを購入する人もいて営業する」という。

 大みそかに閉店時刻を繰り上げるスーパーや百貨店も多い。スズラン前橋店(同市)は来店状況を踏まえて通常より30分前倒しして午後6時半に営業を終了する。

 群馬経済研究所は県内で休業日を増やす動きが少ないことについて「多くの企業が休みになる年末年始は小売店を訪れる人が増える状況にあり、群馬では帰省客の需要もあるため」とみている。

 年末年始の休業は全国的に広がっている。コンビニのローソンは約100店で、セブン―イレブンは約50店で元日休業する。いずれも対象店舗は明らかにしていない。

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