恵方巻き 食べきり工夫 節分前に商戦本格化 ハーフサイズや洋風、予約販売 
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恵方巻きをPRするフレッセイ元総社蒼海店の売り場=前橋市

 2月の節分を前に、群馬県内小売店で恵方巻きの商戦が本格化している。スーパー各社は食べきりやすいハーフサイズや、一風変わった洋風太巻きなどを投入し、予約を受け付けている。売れ残った商品が大量に廃棄される社会問題を受け、農林水産省が需要に合わせた販売を要請しており、各社は販売戦略に知恵を絞る。

■割引率10%

 恵方巻きは年ごとに決まった方角「恵方」を向いて食べると縁起が良いとされ、今年は西南西となる。

 フレッセイ(前橋市)は、3本で3種類の味を楽しめる「海鮮太巻きづくし(宴)」(1490円~)など、海鮮を中心に約15種類を用意する。「いくらぶっかけ海鮮太巻き」(1382円~)など一口サイズもある。

 製造個数を把握できる予約販売を増やして食品ロスの削減につなげようと、予約購入時の割引率は昨年の5%から10%に引き上げ、受付期間も延ばした。担当者は「今年の節分は平日なので、働く女性が料理をしなくてすむよう総菜も充実させる」と、唐揚げや汁物などのついで買いも狙う。

 栃木・佐野厄よけ大師で祈願したのりを使うのはベイシア(前橋市)。近畿大が養殖した本マグロとマダイなどを詰めた太巻き(1274円、予約限定)が目玉商品だ。

 アボカドやスモークサーモン、チーズを詰めた洋風品も販売。「量が多くて食べきれない」といった消費者の声に応えようとハーフサイズも用意した。廃棄量を減らすため、節分が休日だった昨年、一昨年より購入者が少ないとみて製造数は大幅に減らすという。

■ポイント加算

 とりせん(館林市)は、昨年の倍に当たる12種類を用意。目玉商品の「海鮮縁起巻」(1058円)を予約すると、1商品につき同社電子マネーカードに100ポイントを加算したり、飲み物1本をプレゼントしたりする。

 他の商品より太めで短く価格が手頃な「海鮮極太巻」(754円)や、本マグロを使った「極みのまぐろ贅沢ぜいたく太巻」(1490円)などもある。食品ロス削減のため、予約品は1点50~100円割り引く。

 「家族や友人とパーティー形式で楽しむ人の需要を取り込みたい」と話すのはイオンリテール(千葉市)。昨年3種類だったハーフサイズを11種類に増やし、イオンスタイル高崎駅前とイオン高崎、太田両店で提供する。全社的な予約販売の目標比率は昨年の16%から35%に引き上げる。

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