懐かしのクレヨン復刻へ 桐生の王様クレィヨン商会 資金募る
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王様クレヨンの復活へ向けて協力を呼び掛ける王様クレィヨン商会の従業員

 クレヨンを受注生産する群馬県の王様クレィヨン商会(桐生市広沢町、荻野光一社長)が、昭和期に人気を集めた主力商品「王様クレヨン」の復刻販売に向け、2月27日までクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。30年ぶりに販売を再開し地域の特産品として売り出したい考えで、目標額200万円の資金調達を目指す。

◎目標200万円で現在32万1000円
 昭和から平成の初めにかけて製造販売された「王様クレヨン」は、児童文学「ごんぎつね」を執筆した新美南吉の作品「最後の胡弓こきゅう弾き」に商品名が登場するなど、当時の子どもたちになじみ深い商品だったという。

 同社は昭和初期に東京都内で創業し、1960年代前半に現在地に生産拠点を移した。工場用地を所有し、同社で働いていた荻野社長の父、こうさんが88年に経営権を取得。その後数年は自社商品を手掛けたが、販売不振や販路縮小に伴い製造を停止した。現在は相手先ブランドによる生産(OEM)をメインに、クレヨンや床の傷に色を塗るクレヨン型の建築補修材を生産している。

 当時を懐かしむ全国のファンから王様クレヨンの復活を望む手紙が定期的に届いていたこともあり、荻野社長が「高齢になったであろう愛好者が生きている間がチャンス」と決意。自社商品による販売再開に向けて動きだした。

 CF事業を展開するキャンプファイヤー(東京都)のサイトを通じて資金を募集している。出資額は3000円~2万5000円の8コースを用意。出資額に応じて1個以上のクレヨンセット(20色)を送付するほか、ステッカーやマグカップなど王様のロゴマークをデザインしたオリジナルグッズを贈る。

 24日午後9時時点の資金調達額は32万1000円で、目標には程遠い状態となっている。荻野社長は「地域の特産品として定着させたい。復活を応援してほしい」と呼び掛けている。

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