前橋市長選告示 過去最多の6人が出馬 保守激突を軸に混戦
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
前橋市長選に立候補した(届け出順に左上から右下へ)山本龍氏、店橋世津子氏、海老根篤氏、佐田玄一郎氏、岩上憲司氏、中島資浩氏

 任期満了に伴う前橋市長選は2日告示され、予想された現職、新人の5人と、当日まで態度を明らかにしていなかった新人1人の計6人が立候補を届け出た。6人が出馬するのは過去最多。現市政への評価や中心市街地の活性化などを争点に、7日間の攻防が始まった。9日の投開票に向け、保守勢力の激突を軸にした激しい戦いとなっている。候補者6人は2日、街頭演説や集会などで支持拡大を図った。

 立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、現職の山本龍氏(60)=前橋市大手町、元前橋市議で共産党推薦の店橋世津子氏(58)=同市青柳町、元みどり市議の海老根篤氏(72)=みどり市大間々町、元衆院議員の佐田玄一郎氏(67)=前橋市三俣町、元群馬県議の岩上憲司氏(47)=同市二之宮町、元前橋市議の中島資浩氏(48)=同市江田町。

 前回選挙で自民党の推薦を受けた山本氏と同党議員だった佐田、岩上両氏の3分裂した自民系に、共産系の店橋氏、党派の支持を受けない中島氏、海老根氏が加わり、混戦模様となっている。共産以外の各党は自主投票としている。

《前橋市長選 立候補者》(届け出順)
山本 龍(やまもと・りゅう) 60 市長 無現(2)
店橋 世津子(たなはし・せつこ) 58 元前橋市議 無新=共産推薦
海老根 篤(えびね・あつし) 72 元みどり市議 無新
佐田 玄一郎(さた・げんいちろう) 67 元衆院議員 無新
岩上 憲司(いわがみ・けんじ) 47 元県議 無新
中島 資浩(なかじま・もとひろ) 48 元前橋市議 無新

 3選を目指す山本氏は2日、市内7カ所で行った出陣式で「市政継続」を訴えた。4年前と異なり自民、公明両党の推薦はないが、支援を受ける市議や県議の地元を中心に浸透を図る。

 店橋氏は2日、「前橋初の女性市長を」を旗印に、共産の女性市町村議と共に、女性や子育て世代にアピール。3日以降は1日15~20カ所で演説し、票の上積みを目指す。

 海老根氏は「安全は責任の政治から 安心は主権の実行から」をスローガンに、独自の運動を展開。投票所周辺の掲示板を中心にポスターを張るほか、街頭で支持を訴える。

 2日の第一声で「古里前橋のために頑張り抜く」と声を上げた佐田氏。9期27年の国会議員としての経験と実績、知名度を前面に、各地の街頭演説などで支持拡大を狙う。

 岩上氏は2日の選挙事務所での出陣式で、詰め掛けた支持者を前に「市政刷新」を訴えた。支援市議と共に反市長票や浮動票を取り込むため、各地で拠点遊説や演説会を重ねる。

 「地方政治に政党政治はなじまない」。2日に選挙事務所で開いた出陣式で声を張り上げた中島氏は、市民目線の政策を強調しながら、無党派層を中心に支持を呼び掛ける。

《前橋市議補選》(欠員3-6、届け出順)
 同日程の市議補選(欠員3)は6人が立候補した。

遠山 真大(とおやま・またい) 57 会社役員 無新
林 倫史(はやし・ひとし) 34 元海上自衛隊員 無新
小岩井 僚太(こいわい・りょうた) 26 会社員 無新
入沢 繭子(いりさわ・まゆこ) 45 飲食業 無新
吉田 直弘(よしだ・なおひろ) 41 政党職員 共新
前田 みか子(まえだ・みかこ) 48 介護職員 N新

(共=共産、N=NHKから国民を守る党、無=無所属)

 1日現在の選挙人名簿登録者数は27万9864人(男13万5776人、女14万4088人)。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事