現職・山本氏リード 新人・岩上氏追う 前橋市長選世論調査
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 過去最多の6人が立候補し、保守分裂選挙となっている前橋市長選について、上毛新聞社は3日、電話による世論調査や取材で得た情報を基に情勢を分析した。現職で3選を目指す山本龍氏(60)がリードし、新人で元県議の岩上憲司氏(47)が追う展開となっている。他の新人候補は支持の広がりが限定的だ。ただ投票先を決めていない回答者が5割近くおり、残る5日間で情勢が変化する可能性もある。

 山本氏は知名度を背景に、幅広い層の支持を得る。10~20代の若年層で他候補を上回り、40代からも4割の支持を集める。自民党支持層の3割以上、公明党支持層の5割以上を固め、立憲民主党支持層の一部にも食い込む。

 「市政刷新」を掲げ支持拡大を図る岩上氏は、若年層で伸び悩むが、50代以上で支持を広げる。自民支持層の2割弱、国民民主党支持層の6割をまとめ、共産党支持層や立民支持層にも浸透、無党派層の支持も得る。

 義務教育の給食費無料化など少子化対策を公約に打ち出す元衆院議員の佐田玄一郎氏(67)は、子育て世代の30代から支持を得るが、自民支持層の取り込みは限定的だ。

 山本、岩上、佐田3氏の分裂となっている自民の支持層は4割が誰に投票するかを決めていない。

 党派の支持を受けず、「市民派市長」を掲げる元市議の中島資浩氏(48)は立民支持層を取り込みつつあるが、無党派への浸透で苦戦している。初の女性市長を目指す元市議の店橋世津子氏(58)は、推薦を受ける共産の支持層の6割強を固めるものの、女性の支持が広がっていない。出馬表明が遅れた元みどり市議の海老根篤氏(72)は厳しい戦い。

 市長選へ「投票に行く」と答えた人は87.3%、「行かない」は8.2%だった。現時点で誰に投票するか決めていない人は45.5%に達し、全回答者の4割を占める無党派層では59.3%に上る。無党派層の取り込みが選挙戦の鍵となりそうだ。

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