キャンセル1万6500人 旅行自粛影響広がる 伊香保
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 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴い、群馬県渋川市の伊香保温泉で2~5月の宿泊キャンセルが少なくとも1万6500人に上ることが26日、分かった。3~5月の宿泊予約も前年に比べ3割以上減少しているという。感染を避けるため、県内温泉地などで旅行自粛の影響が広がりつつある。

 伊香保温泉旅館協同組合が加盟する45の旅館・ホテルに22日にファクスでアンケート用紙を送り、25日夕までに回答のあったものをまとめた。

 キャンセルについては、およそ半数の施設が回答。損失額は約2億1500万円に上るとみられる。「(回答後も)キャンセルが増えている」「予約が入ってこない」などの声が寄せられているという。

 同組合事務局は「今年は群馬デスティネーションキャンペーンもあり、本来ならば前年の実績を上回るはずなのに。先が見えない分、不安だ」と話した。

 水上温泉のある、みなかみ町の観光関係者によると、台湾人客を中心に、町内の旅館やホテルの宿泊キャンセルが相次いでおり、5月までに600人に上るという。「日本全体が感染危険地域とみられているのではないか」と不安を募らせている。

 草津温泉(草津町)の関係者によると、旅館で宿泊客のキャンセルが出始めているものの、現時点で大きな影響はないという。「温泉街の客はいつもより若干少ないという印象。客足はそこまで落ち込んでいる感じはないが、先行きを考えると楽観視できない」と話した。

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