除菌液の供給急ぐ 新型コロナ対策で県内企業 保育園へ寄贈も
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除菌液「いやしの水」の効能を紹介する五十畑社長

 新型コロナウイルスの感染拡大で消費者の予防意識が高まる中、抗ウイルス作用があるとされる除菌液が注目を集めている。製造や販売を手掛ける群馬県内企業には問い合わせが殺到。各社は商品の円滑な供給を急ぐとともに、子どもが集まる保育園や幼稚園などへの寄贈や取引先への提案を進めている。

 調理機器販売のユナ厨房ちゅうぼう(館林市)では、昨年発売した次亜塩素酸炭酸水「いやしの水」(5リットル、5170円)の受注が急増。当初は月産100リットルだった商品だが、3月は生産量が6倍に伸びる見込み。

 商品を集団感染防止に役立ててもらおうと、同社は市を通じて市内の保育園や幼稚園など22施設に除菌液と専用噴霧器を寄贈した。導入施設には除菌液を定期的に無償で提供していくという。五十畑隆宏社長は今後も取引がある飲食店を中心に提案していく方針で、「安心して食事できる店舗を増やし、飲食店の利用減を食い止めたい」と見据える。

 協力企業で生産した次亜塩素酸水「ジアリピュア」(2リットル、3300円)を昨年から販売するのは、LPガス事業者のスナガ(みどり市)。県内での感染者が確認された直後から問い合わせが殺到したという。現在、噴霧器は欠品しているが、スプレータイプの宅配を進めており、「なるべく多くの家庭に安心を届けたい」とする。

 群馬県出身者が創業したナック(東京都)が生産する次亜塩素酸水「ジアコ」(9リットル、4400円)を販売するエテルノ(前橋市)は、欠品中の商品が入荷する23日以降の納品計画を練っている。阿部裕志社長は「24時間態勢で生産していると聞く。一刻も早く商品を提供したい」と話す。

 電子機器リサイクル業のコグレ(同市)は、水成二酸化塩素水溶液「ブロッケンウォーター」(20リットル、2万6400円)を販売。商品知識のPRに取り組む小暮賢二専務は「米国各機関の安全認証を受けている商品。企業に提案し、(感染による)経済活動の停滞を防いでいきたい」と話している。

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