県内でも休業の動き 知事の外出自粛要請受け 感染防止へ決断
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13日から休業することを決めた北海亭前橋本店。店のある前橋市中心街も人通りがまばらだ=8日

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために政府が緊急事態を宣言してから一夜明けた8日、群馬県の関係企業が対象となる7都府県の店舗の休業を相次いで発表した。一方、山本一太知事の外出自粛要請を受け、カラオケや居酒屋のチェーンが県内店舗の休業を決めた。各社は業績への不安を抱えながら、感染拡大を防ぐため、苦渋の決断を迫られている。

 緊急事態宣言を受けて山本知事は7日夜の臨時会見で「県民も不要不急の外出を控えるよう」求めた。

 「カラオケまねきねこ」を展開するコシダカ(前橋市)は8日、この要請を受けて県内の全24店舗を9日~27日午前9時まで休業すると発表した。8日から7都府県で213店を休業しており、業績への影響は計り知れない。担当者は「感染が収まらないと客足も戻らない。できる限り協力したい」と苦しい胸の内を語った。

 群馬県と埼玉県で海鮮料理店を運営する北海亭(渋川市)も8日、全11店を13~30日に休業することを決めた。「今は感染を抑えることを考えないといけない」と決断。5月以降の営業再開を目指しており、雇用を守るための雇用調整助成金の申請などの対応を急ぐ。

 眼鏡チェーン「JINS」を展開するジンズ(前橋市)も197店の休業を発表した。期間は大型連休までを一つの目安にする。ほぼ半分の店舗が休業になり、「売り上げへの影響は大きい。少しでも早い収束を祈るしかない」とした。フィットネス事業を手掛けるカーブスホールディングス(東京都)も7都府県の店舗を11日~5月6日に休業する。

 アミューズメント事業を展開するNEXUS(高崎市)は8日から対象地域のパチンコ店27店舗を休業した。対象店にはアルバイトも多いことから、「生活を守るため」の休業手当も検討する。

 一方で、営業の継続を決断する企業も。作業服を扱うワークマン(伊勢崎市)は、休業する商業施設に入る店舗以外は営業を続ける。担当者は「インフラを支える人のための店。働く人を支えたい」と力を込めた。

 桐生市で創業したレストランチェーンのフライングガーデン(栃木県小山市)は閉店時間を1時間半早めて午後10時にする。千葉、埼玉両県を含めた全60店で9日から実施する。同社は「遅い時間帯の営業の取りやめが、感染拡大の抑制につながれば」と期待した。

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