オンライン説明会全盛 就活本格化2カ月 企業情報収集のヤマ場
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パソコンのモニター越しに説明する採用担当者

 2021年卒業の大学生らを対象にした就職活動が本格化してから、間もなく2カ月。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業、学生双方が従来通りにいかない活動を強いられている。就活情報サイトを運営する企業などはインターネットを通じたオンライン説明会を活用するなど、学生への情報伝達に知恵を絞る。

 リクナビを運営するリクルートキャリア(東京都)は、5月末までの合同企業説明会を中止した。政府主導の採用活動日程方針での選考開始日に当たる6月1日までが企業情報収集のヤマ場なだけに、学生から不安の声が届いているという。

 同社で就職活動を研究する就職みらい研究所の増本全所長は「コロナの影響は当面続く。この状況を機会と捉え、準備を進めて」と激励。サイト上ではオンラインで説明会や面接を実施する企業の特集コーナーを設け、情報発信に努める。

 「ぐんま就活ジャンプス」を運営する上毛新聞社(群馬県前橋市)は、13日からテレビ電話会議システムを活用したオンライン企業説明会を実施。24日までに約40社がウェブ上で説明会を開き、採用担当者がパソコン画面の向こうにいる就活生に対して業務内容などを説明している。チャット機能で質問を受け付け、学生の問い掛けにその場で応じる。

 利根郡信用金庫(沼田市)総務部の小菅成明さんは初の試みに「相手の反応は見えず、慣れない部分があった」と戸惑う一方、「中止になった説明会の代わりを担えている」と話した。

 マイナビ(東京都)はスマートフォンの普及などを受け、17年からオンライン合同説明会を開催してきた。今年3月1日のオンライン合同説明会には4年前の4倍に上る256社が参加。県内からは少なくとも3社が参加した。

 通常の合同説明会は県内でも3回分が中止となり、担当者は「ネットを使った説明会のニーズは高まっている。県外の学生へのアピールにも活用して」と呼び掛ける。

 県労働政策課は合同説明会が軒並み中止になっていることから21日から24日までの4日間、ネット上で合同企業説明会を開く。各日午後1~4時に5社が各20分の持ち時間で説明する。テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って多くの学生が同時参加できるようにする。同課は「企業が学生にアピールする機会がなくなっている。群馬の企業の魅力を伝える場になれば」と期待を込めた。

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