来春29%が採用増 新型コロナ「影響」91% 県内関連117社調査
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 上毛新聞は27日、群馬県内関連企業を対象にした2021年春の新卒採用計画のアンケートをまとめた。回答した117社のうち、採用数を20年より「増やす」としたのは34社(29%)で、前年を18ポイント下回った。前年を下回るのは4年ぶりで、08年に起きたリーマン・ショックの影響が残る10年調査(28%)以来の低水準。新型コロナウイルスの感染拡大で景況感が悪化し、採用意欲が急速に冷え込んでいる状況が鮮明になった。

 ※県内関連企業の採用計画一覧はこちら

 近年は多くの企業が人手不足を訴え、16年調査(36%)、17年調査(41%)、18年調査(43%)、19年調査(47%)と3年連続で「増やす」の割合が増加していた。「減らす」は10社(9%)で前年から2ポイント下がったものの、「20年並み」は61社(52%)で16ポイント上昇、「未定」は8社(7%)で1ポイント上昇した。人手不足を解消したい一方で、新型コロナで先行きが見通せず、むやみに採用を増やせない企業の葛藤がのぞく。

 新型コロナウイルス感染症の採用活動への影響が「ある」としたのは107社(91%)に上り、コロナ禍が広がっている実態が明らかになった。人との接触を減らすことを求められる中で各社は抜本的な対策を打ち出せず、入社希望者の減少や採用日程の長期化を懸念している。

 【調査方法】 継続調査をしている企業を中心に、県内に本社や拠点を置く155社を対象にアンケートを実施。3月下旬から書面で依頼し、今月24日までに寄せられた117社(回答率75.5%)の回答を集計した。

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