大泉のサンエイ コロナ感染防止でフェースシールド開発
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サンエイが開発したフェースシールド。装着するのは中西社長

 群馬県大泉町古海で断熱材などの加工販売を手掛けるサンエイ(中西聡之社長)は、新型コロナウイルスの感染防止のため、飛沫ひまつなどから顔を守るフェースシールドを開発した。ポリカーボネート(PC)で顔全体を覆うタイプで、病院や介護現場などでの利用を想定している。

 同社はシール材や断熱材などの素材の加工販売を手掛ける。新型コロナの感染拡大に伴い、当初は品薄が続くマスクを製造しようと考えたが、異業種の大手企業が続々と参入したことを受け、今月からフェースシールドの開発に乗り出した。PCや額に着けるウレタンなどの素材は自社で取り扱っていることから、短期間で試作品を完成させた。

 試作品は、県内の病院や介護施設で試験的に使ってもらった。使った医療関係者らの反応も良く、製品化が決まった。

 同社は、パナソニック(大阪府門真市)の社内カンパニーで自動販売機の製造・開発事業などを手掛けるアプライアンス社群馬工場(同町)に向けた製品が、売り上げの6割ほどを占めている。パナソニックが自販機事業から撤退し、12月に同事業を終了することが決定したため、サンエイも新事業を模索していたところだったという。

 中西社長は「フェースシールドは医療や介護現場でのニーズが根強い。引き合いが多ければ増産も考えていく」と話し、今後は自社で取り扱う素材を生かした新製品の開発にも意欲を示している。

 初回生産は1000個で、1個650円(税抜き)。10個以上から購入できる。11日から同社ウェブサイトで販売する。

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