《新型コロナ》小売や製造が再開続々 群馬経済回復へ「第一歩」
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マスクを着用して接客する店員=11日、高崎高島屋
操業を再開したスバル群馬製作所の本工場=11日

 大型連休が明けて初めての月曜となった11日、新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされていた群馬県内の小売店や製造業などが事業を再開した。感染防止対策を徹底し、混雑防止を図るなど制約は多いものの、消費者や関連業者からは「経済回復への第一歩」と期待の声が上がった。

◎百貨店
 高崎高島屋(高崎市)は同日、臨時休業していた食料品フロア以外の売り場を再開した。4月18日以降、買い物客が入れなかった衣料品売り場に夏物が並んだ。

 感染防止対策を強化し、玄関は入り口と出口の動線を作って入店時に手指の消毒を促す。接客は最小限とし、顧客と従業員が陳列棚を隔てるなど一定の距離を取ったり、少人数での来店を呼び掛けたりしている。

 化粧品売り場で再開した店舗は約3分の1にとどまるが、売り場全体では8割以上が稼働。竹下社長は「感染防止対策はやりすぎることはない。万全を期して生活インフラの一助となれば」と話した。

 スズラン(前橋市)は前橋、高崎両店で食料品売り場以外の臨時休業を続ける。担当者は「群馬を含めた34県で緊急事態宣言が解除される見通しであると聞いている。県の発表を待ち、対応を決めたい」とした。

◎製造業

 SUBARU(スバル、東京都渋谷区、中村知美社長)は11日、国内唯一の自動車生産拠点で4月9日から操業を停止していた群馬製作所(太田市、大泉町)の車両生産を再開した。世界的な感染拡大に伴う輸出需要の減少を受け、今月29日までは通常2交代の勤務シフトを減らし、生産台数を調整する。

 生産調整で台数は半減する見込みだが、下請け業者からは稼働再開を歓迎する声が上がっている。スバルの停止期間中、従業員の出勤を制限していた市内の内装部品会社は11日、久しぶりに全社員を出勤させた。まだまだ本調子にはほど遠いとしながらも「明るい材料」と歓迎した。

 金属加工会社の社長は「手放しでは喜べないが、まずは朗報」と受け止めた。太田商工会議所の加藤正己会頭は「関連業者の裾野が広いだけにひと安心。フル稼働への早期移行を願っている」と期待した。

◎レジャー、携帯

 レジャー施設を展開するラウンドワンは同日、臨時休業していた国内103店舗を順次再開すると発表。6月1日までに全店再開を目指す。感染防止対策として、来店客にマスクの着用を呼び掛け、入場時に体温を測定し、37.2度以上あれば入店を断るとしている。

 楽天も11日、臨時休業していた携帯電話販売店のうち、特定警戒都道府県ではない34県にある店の一部に当たる約50店舗の営業を、同日から順次再開させると発表。混雑を避けるため、インターネットで予約してからの来店を呼び掛けている。

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