休業要請を全面解除 30日に群馬県 独自の警戒度を「2」に
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
 

 新型コロナウイルス感染症対策で、山本一太群馬県知事は25日、臨時記者会見を開き、県指針に基づく警戒度を30日に現状の3から2に引き下げる方針を発表した。感染防止の徹底を前提にカラオケやライブハウスなどを含めて休業要請を全面解除し、県立学校を週2、3日の分散登校で再開する。

県が示した警戒度と行動基準の詳細はこちら

◎県立学校は分散登校で再開 部活は自粛
 警戒度2になると、50人以下のイベント開催が可能となり、県境を越えた移動自粛も解除する。ただ、25日に緊急事態宣言が解除された東京など5都道県への移動は、政府が慎重な対応を促したことに準じて自粛継続とした。県境をまたぐ観光も「政府の方針を見極める」として自粛解除の判断を保留した。

 一方、2に移行後も高齢者や基礎疾患がある人には引き続き外出自粛を求め、高齢者施設や病院での面会禁止を継続する。学校再開後も部活は自粛とする。

 4段階の警戒度は「新規感染者が一日平均5人以下」などの条件が2週間続けて基準を満たした場合、1段階ずつ引き下げる。現在は条件を満たしており、学校再開に向けた準備などを進めてもらうため、事前に方針を公表した。警戒度1への引き下げは6月12日ごろに判断する。

 山本知事は「30日までの5日間が重要。第2波に備えた対策を進める」と述べ、月内に各業界の107団体と感染防止の覚書を結び、高齢者施設などの発熱者を把握するシステムを全県の1528施設に広げる目標を示した。

 山本知事は安倍晋三首相の会見を受けて、あらためて記者団の取材に応じ、緊急事態宣言の全面解除について「ここからが正念場。国と連携して第2波、第3波に備えた体制をつくっていきたい」と述べた。

 その上で「(解除などの)出口戦略は地域の事情を分かっている都道府県が大きな役割を果たすなど分担を明確化してほしい。休業要請に対する補償が書かれていない問題もある」と述べ、再宣言に備えた法整備の必要性を指摘した。

◎検査全て陰性…25日の群馬県内
 新型コロナウイルスのPCR検査で、群馬県は25日、県衛生環境研究所などで同日結果が判明した22件(前橋市の検査を含む)について、いずれも陰性だったと明らかにした。高崎市では検査がなかった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事