農畜産物の輸出最高12.6億円 群馬県19年 今年はコロナで打撃
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 2019年に海外輸出された群馬県産農畜産物の輸出総額は約12億6600万円だったことが2日、県農畜産物等輸出推進機構のまとめで分かった。集計期間を変えたため単純比較できないが、過去最高だった18年度より20%近く増加した。主力の牛肉やこんにゃく製品がけん引し、青果や酒も伸びた。ただ、新型コロナウイルスの世界的流行により足元の海外需要は大幅に減少している。

 同機構事務局の県によると、金額が最も大きいのは牛肉で、18年度比で17.5%増の約7億8400万円だった。農産加工品は同5.1%増の約3億5100万円で、健康食品として人気が高まるこんにゃく製品が好調だった。

 イチゴやヤマトイモなどの青果物は約1億1600万円。酒類は約1200万円で、それぞれ18年度比で2倍以上に伸びた。

 輸出先は牛肉の主要販路の欧州連合(EU)が最大の38%で、東南アジア17%、香港15%、北米10%と続いた。

 輸出額はこれまで年度ごとに集計していたが、国の貿易統計に合わせるため今回から暦年に改めた。

 一方、今年に入り新型コロナの影響で輸出は大きな打撃を受けている。県食肉卸売市場で4、5月に食肉処理されて輸出された牛肉は、頭数ベースで前年同期比8割減となっているほか、青果物へも影響が出ている。

 こうした状況に対し、県はウェブによる商談会の活用をはじめ、販路拡大に向けて予算を確保しているタイや香港でのPR販売の可能性も探る。担当者は「今後の状況を見定め、輸出量の早期回復を目指す」としている。

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