水素発電 可能性探る 県企業局 実証へ先進例などを研究
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県企業局は県有太陽光発電施設での水素の製造の可能性を調査する=前橋市亀里町

 太陽光発電など再生可能エネルギーからできた電気を使って水素を作り、発電に利用する「水素エネルギー社会」の実現に向けて群馬県企業局が本年度、調査研究に乗り出す。水素発電システムの先進事例の研究のほか、有識者会議を開き、知見を収集する。県有太陽光発電施設での水素の製造を視野に、課題を洗い出す。

 太陽光や風力など自然エネルギーでの発電は天候に発電量が左右されるため、不安定さがある。この課題を解決するため、作った電気で水を電気分解して水素を取り出し、これを貯蔵。必要な時に水素と酸素を反応させて発電することで、安定的な電源にできる。

 県企業局は、水素の製造から発電までを一貫してできる出力数キロワットの水素発電システムについて、2028年度までの設置が可能か調査する。本年度から2カ年にわたり、風力発電で作った水素で工場のフォークリフトを動かす実証実験に取り組む神奈川県や、水素で動く燃料電池車の普及などを図る山梨県といった他県での先進事例を研究する。

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