SUBARU 開発拠点増強 2024年の開設を目指し300億円投じる
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 SUBARU(スバル、東京都渋谷区、中村知美社長)が拡張計画を進めている群馬製作所本工場(太田市スバル町)に約300億円を投じ、研究開発拠点を増強することが5日、分かった。既存の拠点の一部を建て替えるほか、新棟を建設する。2024年の開設を目指しており、自動運転や独自の安全運転支援システム「アイサイト」など先端技術の研究を進める。

 製作所内に点在している研究開発部門を集約する。19年に取得した製作所東側の隣接地5万9000平方メートルに走行試験場を新設し、新拠点で研究する技術の検証に活用する。研究から試験までを一貫して製作所内で進めることで次世代自動車の開発スピードを速める。

 同社は複雑化した次世代自動車の開発に対応するため、10年ほど前から技術者雇用を増やした。現在3千人いる技術者の増員も検討しており、工場拡張の背景には、老朽化した設備の最適化に加え、増えた技術者が活躍できる環境を整備する目的もあるとみられる。

 同社は電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の開発分野でトヨタ自動車(愛知県)と提携する一方、自動運転技術についてはソフトバンク(東京都)と共同研究を進めるなど独自路線も取っている。

 現在は新型コロナウイルスの影響で自動車販売が落ち込んでいるが、将来的な競争力を維持するため、研究開発体制を整える方針。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事