アマビエと経済回そう 新型コロナ収束願い県内企業 グッズ続々
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アマビエの絵がプリントされた群馬通商のトラック
恵比寿屋が販売している「アマビエ米」

 疫病退散に御利益があるとされる妖怪「アマビエ」が、会員制交流サイト(SNS)で話題になった。群馬県でも新型コロナウイルスの感染収束を願った和菓子や手拭い、だるまなどが続々と登場。妖怪の力を新規顧客の取り込みや地元の魅力発信、医療従事者への応援などにつなげようと、各社が「経済停滞打破を」と知恵を絞る。

◎「がんばれ日本」メッセージも
 米穀店の恵比寿屋(下仁田町下仁田)は、「アマビエ米」を発売した。地元名産の下仁田ネギをイメージし、髪を緑と白に色付けしたアマビエをパッケージにデザインした町産米「ひとめぼれ」で、堀越健介店長は「少しずつでも経済を回していくことが大切」と企画した。「白いご飯をしっかり食べて、免疫力を上げてほしい」と話す。

 売り上げの一部を新型コロナ対策などへの支援金として寄付する。2合入り350円で、同店と道の駅しもにた(同町馬山)で販売している。

 アマビエをラベルに採用した地酒の売れ行きも上々だ。柴崎酒造(吉岡町下野田)は「本醸造 アマビエラベル」を製造。酒類小売りの「地中海本舗 町田酒店」(前橋市江木町)では、日本酒を普段は飲まない顧客が「神棚に飾りたい」と購入していったという。

 旅行会社の近畿日本ツーリスト関東ぐんま支店(高崎市あら町)は、アニメ調のアマビエの絵を表紙に描いた御朱印帳兼コミュニケーションノートを制作した。患者や医療従事者といった「新型コロナと戦う人へ贈りたい」としており、同支店でも販売を予定。「県内の寺社巡りに活用して」と呼び掛ける。

 運送業の群馬通商(伊勢崎市赤堀今井町、新山浩通社長)は8日、自動車用プリンターを使い、大型トラックにアマビエの絵を描いた。

 縦約2.5メートル、横約7メートルの車体の両側面に、絵とともに「がんばれ日本」などのメッセージも添えた。今月末までに計15台にプリントする予定。プリントを手掛けたグループ企業、G-cubeの本城元康社長は「見た人に明るい気持ちになってもらえたら」と話している。

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