《新型コロナ》群馬県あすから警戒度1 週5日登校、部活再開へ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 新型コロナウイルス感染症対策で、群馬県は11日、対策本部会議を開き、県指針に基づく警戒度を13日午前0時に現状の2から1に引き下げることを決めた。学校を週5日登校に戻し、部活動も再開する。感染時の重症化リスクがある高齢者や基礎疾患を持つ人の外出、高齢者施設や病院での面会も解禁となり、「コロナ以前の生活に戻るわけではないが、行動制限はかなり限定的になる」(山本一太知事)とした。

 山本知事は11日の定例会見で「(新規感染者の確認が続く)東京の状況は引き続き注視する必要があるが、全体として見れば条件を満たしている」と引き下げの理由を説明した。

 学校については週5日登校にした後も、少なくとも1週間は午前と午後の分散登校などを続け、様子を見た上で通常登校に戻すように求めている。部活動についても再開後の感染予防徹底を呼び掛けた。

 外出に関しては政府方針に準じて北海道と首都圏の東京、埼玉、千葉、神奈川の計5都道県への不要不急の往来自粛は18日まで継続し、県境を越えた観光も19日以降に徐々に再開するように求めている。

 イベントは警戒度2で上限50人としている参加人数を13日から上限1000人、7月10日から同5000人と徐々に緩和し、8月1日に全面解禁する。ただ、屋内開催の場合は過密を避けるため、参加人数を会場の収容定員の半分以下とするように要請している。

 4段階の警戒度は2週間続けて基準を満たした場合、1段階ずつ引き下げる仕組み。新型コロナウイルス根絶の見通しが立っていないため、警戒度の設定は当面継続する。患者急増など状況が変わった場合は引き上げる。

 このほか県内の旅館やホテルといった宿泊施設に泊まった県民に1人1泊5000円を補助する県のキャンペーンに関連し、7月末までの予約が少なくとも延べ2万5500人に上ることを明らかにした。

 町や観光協会を通じて一部温泉地の予約や宿泊の状況を調査した。内訳はみなかみ温泉が同1万4000人、伊香保温泉が同6500人、四万温泉が同5000人。

 キャンペーンが始まった5日からの3日間の宿泊者を見ると、伊香保で同1560人、みなかみで同1300人、四万で同560人の計3420人だったという。草津温泉は集計が間に合わなかった。

◎館林勤務の20代男性医師、都内で感染確認

 県は11日、東京都で10日に確認された新型コロナウイルス感染者のうちの1人が、慶友健診センター(館林市松原)に勤務する20代の男性医師だったと明らかにした。

 県によると、男性は都内在住。同センターでは非常勤医師として、毎週月曜の午前に健診業務を担当していた。1、8の両日の勤務時は、だるさや微熱、軽いせきがあった。9日に肺炎が確認され、都内の医療機関に入院した。

 都から連絡を受けた館林保健所の調査では、11日時点で濃厚接触者は確認されていない。男性が1、8の両日に診察した十数人に発熱などの発症はない。男性は勤務時、マスクやフェースシールド、手袋などを着けていた。通勤には電車とタクシーを利用していた。

 都内の別の医療機関でも働いているが、新型コロナ患者の診療には当たっていない。感染経路は特定されていないという。

 都内の保健所に届け出となり、群馬県の感染者数には計上されない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事