県の宿泊補助 利用者推計15万人 草津は休日の人出77%回復
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 群馬県内の宿泊施設に泊まった県民に1人1泊5000円を補助する愛郷ぐんまプロジェクト「泊まって! 応援キャンペーン」で、利用期限の7月末までに約15万人の利用が見込まれるとの推計を県が19日、発表した。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた宿泊施設への支援事業が、県内温泉地のにぎわい回復につながっている。ただ、現状では利用上限の30万人に達した場合に期限内でも利用できなくなることから、観光関係者からは制度の拡充を求める声が上がっている。

 県によると、キャンペーンを始めた5日から7月末までの県内四大温泉地の県民の利用実績と予約状況は計約9万人だった。県民の県内宿泊の約6割が四大温泉地というデータがあるため、それ以外の施設利用者を約6万人と推計した。

 キャンペーン効果もあり、温泉地に客足が戻っている。携帯電話の位置情報データを基にした統計では、草津温泉湯畑周辺では感染拡大前に比べて平日で68.6%、休日で76.5%まで人出が回復した。

 渋川伊香保温泉観光協会によると、伊香保温泉では家族連れなどが週末にキャンペーンを利用して宿泊するケースが多い。週末はコロナ以前に近い水準に戻ってきたが、平日はまばらで「この機会に県民の方にぜひ来てほしい」と呼び掛けた。

 草津温泉観光協会によると、週末は満室になる旅館もあるが、キャンペーンは先着30万人が対象のため、予約段階で制度が使えると確約できない難しさがあるという。担当者は「使えなかった場合、客とトラブルにならないか不安との声がある。追加措置があればありがたい」と訴えた。

 不安の声に対し、県は6月下旬から1週間単位で利用実績と予約状況を把握することで対策する方針。国の需要喚起策「GoToキャンペーン」が実施を延期するとの観測もあることから、19日の定例会見で山本一太知事は「(国の施策が延びた場合に)県のキャンペーンを延ばすかどうか検討したい」とした。

◎1人1泊1000円 宿泊施設補助 長野原町
 群馬県の愛郷ぐんまプロジェクト「泊まって! 応援キャンペーン」に合わせ、長野原町は19日、新型コロナウイルス感染症の予防対策をしている町内の宿泊施設への補助金交付を決めた。コロナ対策にかかる経費として、キャンペーンを活用した宿泊者1人1泊につき1000円を町内の宿泊施設に支援する。

 延べ3000人の利用を見込む。同日開かれた町議会6月定例会で、宿泊事業者支援事業補助金(300万円)を含む本年度一般会計補正予算案を可決した。キャンペーン開始の今月5日から補助対象となる。

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