コンニャク粉入り粥で血糖値上昇抑制 昭和村のグリンリーフ開発
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来年発売を目指す「有機おかゆ」をPRする沢浦社長

 群馬県昭和村赤城原で有機コンニャクイモの生産・加工などを手掛けるグリンリーフ(沢浦彰治社長)は、血糖値が高めの糖尿病予備群の人向けにコンニャク粉入りかゆ「有機おかゆ」を開発した。群馬大大学院との共同研究で食後の血糖値などの上昇を抑制する効果を確認し、特許出願中。来年1月ごろの発売を目指している。

◎群馬大と抑制効果を確認 「コンニャクを世界に発信するチャンス」
 商品は独自に開発した方法を使い、ジェル状のコンニャク粉と粥を一定割合で混ぜている。有機栽培の県産米や同社のコンニャクを使い、見た目や味は通常の粥と変わらないように工夫した。

 沢浦社長自身が5年前、人間ドックで予備群と指摘を受けたことを機に「我慢せずに食べながら血糖値上昇を抑制できるものを」と開発を始め、0.4~0.8%の割合でコンニャク粉を混ぜると血糖値上昇の抑制効果があることを突き止めた。

 群馬大大学院医学系研究科の村上正巳教授らの研究グループが、37~60歳の健常者と糖尿病予備群の男性計25人に商品を食べてもらい、血糖値とインスリンの上昇がピークを迎える30分後の状況を比較した。

 その結果、上昇幅は0.8%の粥で通常の粥よりも6割ほど、0.4%の粥で4割ほど低かった。コンニャクの主成分「グルコマンナン」によって腸内での糖質吸収が緩やかになるためと考えられるという。

 研究成果は栄養と代謝に関する国際学術誌「アナルズ・オブ・ニュートリション・アンド・メタボリズム」にも掲載された。村上教授は「予備群の人に焦点を当てた研究は珍しく、予備群から糖尿病への移行を抑制することが期待できる」と説明している。

 商品は250グラム入り250円程度での販売を想定している。沢浦社長は「論文を通じて世界にもPRできる。群馬県の特産のコンニャクを世界に発信するチャンス」と話している。

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