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SUBARU(スバル、東京都渋谷区、中村知美社長)が30日発表した6月の海外生産は、前年同月比18.7%増の3万1442台となり、4カ月ぶりに前年同月の実績を上回った。新型コロナウイルスの影響で生産調整していた国内生産は46.3%減の2万9881台だった。国内唯一の自動車生産拠点、群馬製作所(太田市、大泉町)を6月22日から通常操業に戻しており、下請け企業が集積する同市の関係者らが復調の兆しを歓迎している。
海外生産は米インディアナ州のスバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ・インク(SIA)が担っている。新型車に生産移行した2019年6月の海外生産が落ち込んだことによる反動増もあるが、月間の生産台数が3万台を越えるのは4カ月ぶり。米国市場の回復基調も寄与したとみられる。
国内と海外を合わせた世界生産の合計は25.3%減の6万1323台で、輸出は61.7%減の1万9182台。市場が停滞している国内販売は32.6%減の8021台だった。
通常操業に戻った同製作所は7月も順調に稼働。内装部品の下請け会社社長は「米国北部の市場が復活してきたと聞く。国内生産の8割が輸出なので心強い」と前を向く。部品輸送を担う運送会社の専務は「ひと安心。このままの状況が続いてほしい」と期待する。太田商工会議所の加藤正己会頭は「感染防止に努め、関連各社で部品の安定供給を続けていきたい」と話した。
同時発表した20年上半期(1~6月)の国内生産は前年同期比20.7%減の22万6704台、海外生産は32.9%減の13万6128台、世界生産は25.8%減だった。新型コロナの感染拡大に伴う部品供給の遅れや、需要減退を背景にした日米両工場の操業停止と生産調整の影響が反映された。