草津町議の除名を取り消し 正式復帰 県 処分を違法と認める
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 議会での言動を理由に草津町議会で除名処分を受けた後、処分が一時停止となっていた新井祥子町議(51)について群馬県は6日、除名を違法と認め、取り消す審決を出した。新井氏は町議に一時的に復帰している形だったが、同日付で正式復帰した。

 町議会は昨年12月の町議会定例会で「町長室で黒岩信忠町長と肉体関係を持った」などの発言を問題視。除名処分とし、新井氏は12月2日に失職した。新井氏は県に不服を申し立て、今年2月7日に除名処分の一時停止が決定。審決が出るまでの期間が対象となったが、処分時にさかのぼって身分が復帰した。

 審決では、地方自治法で他人の私生活に関わる言論を議場で禁止していることから、発言は議事に関係のない個人的行為と指摘。電子書籍での告白文書は議場外の行為で、議会運営と関係ないとして懲罰事由にならないと判断した。会見で、新井町議は「すっきりした気持ちで議員活動に励む」と話した。

 町議会の黒岩卓議長は「審決を真摯しんしに受け止め、今後の議会活動に反映したい」とした。

 審決による処分取り消しは、みどり市議会の例に続き県内2例目。弁護士らでつくる県自治紛争処理委員が審理した。

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