鳥獣害の農林業被害額5.5億円で7年ぶり増 19年度の県内農林業
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 2019年度に群馬県内で確認されたシカやイノシシなど野生鳥獣による農林業被害額(速報値)は前年度比6.8%増の約5億5900万円だったことが31日、県の集計で分かった。被害額は近年減少していたが、7年ぶりに増加に転じた。野生鳥獣の捕獲総数は過去最多の1万9417頭だった。

 県によると、被害額は農業で約3億3700万円、林業が約2億2100万円。シカの生息数が増加しつつあるほか、イノシシやクマは餌となるドングリやクリが不作で、農地周辺への出没が目立つようになった。このため、吾妻地域でキャベツなどの被害が増えた。

 捕獲数はシカ9340頭、イノシシ8818頭、サル822頭、クマ433頭、カモシカ4頭。イノシシはCSF(豚熱)対策で捕獲を強化していることもあり、前年度より12.8%増えた。

 県鳥獣被害対策支援センターは「野生鳥獣の捕獲や侵入防止、県民への啓発を柱とした総合的な対策を引き続き進めたい」としている。

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