泊まって働くプラン充実 ワーケーション、テレワークで誘客図る
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 新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい経営状況が続く群馬県内の宿泊施設が、リゾート地で仕事をする「ワーケーション」や、職場外で仕事をする「テレワーク」を応援するプランで誘客を図っている。どの施設もWi-Fi環境を整備した上で、通常より安い価格にしたり、泊まる部屋とは別に仕事ができる部屋を用意したりするなど工夫を凝らす。政府の観光支援事業「Go To トラベル」も活用できることから、各施設は「県民の皆さんもぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。

 草津温泉の老舗・奈良屋が昨年8月に開業し、「暮らすように泊まる」がテーマの源泉一乃湯(草津町草津)では、連泊しやすいように通常より安く部屋を提供する。

 全室に電子レンジを備え付け、館内にランドリーもあるため、長期滞在しやすい。「和モダンダブル」は素泊まりで6160円から(2人1室利用時)と通常より1000円ほど安く設定。湯畑まで徒歩1~2分と近く、息抜きに出掛けやすい。担当者は「大規模な旅館を改装して開業した宿なので、部屋も共用部分も余裕のある造りになっている」とアピールする。

 万座プリンスホテル(嬬恋村万座温泉)の「ワーケーションプラン」は、素泊まりで1泊当たり1万500円で提供する。38平方メートルの比較的大きな部屋を用意し、1室最大4人まで利用できる。3連泊から利用でき、平日に1人がリモートワークし、週末に家族と合流するといった利用もできる。

 館内のレストランの朝・夕食は2割引きとなり、万座地域の宿泊施設6カ所の温泉を3カ所回れる「湯めぐり手形」も付く。担当者は「自慢の乳白色の温泉や大自然の中で散策すれば、都会とは違った発想が浮かぶかもしれない」と利用を呼び掛ける。

 尾瀬岩鞍リゾートホテル(片品村土出)は、稼働率の低下を逆手に取り、宿泊する部屋とは別に仕事用の部屋を用意するテレワーク応援プランを企画。家族と出掛けつつ、仕事もできる環境を用意した。素泊まりで1泊7700円(3人以上1室利用時)からで、食事を希望する場合は別料金で事前に申し込む。担当者は「標高1000メートル超にあるホテルで涼しい。大自然の中で仕事と休暇を楽しんでほしい」とする。

 ビジネスホテルもテレワーク応援プランを用意する。アパホテルは前橋、高崎、伊勢崎の各ホテルで安価で5連泊できるプランを用意。日中のみ利用する日帰りプランも提供している。ホテルリブマックス群馬沼田(沼田市下之町)は、午前9時からチェックインできるプランを用意し、最長25時間滞在できる。

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