高崎の晃月人形が破産申請へ 新型コロナ影響で2月から落ち込む
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 節句人形の小売りや企画などを手掛ける群馬県の晃月人形(高崎市栄町、渡辺忍社長)が自己破産申請の準備に入ったことが28日、分かった。25日に事業を停止し、残務整理ができ次第、前橋地裁高崎支部へ申請する。帝国データバンク群馬支店によると、負債総額は約6億7000万円。

◎各地の祭り中止でちょうちんの売り上げ ほぼなくなる
 晃月人形は1946年創業。72年に法人改組した。「人形のこうげつ」としてJR高崎駅東口前に店舗ビルを構え、ひな人形やこいのぼり、盆ちょうちんなどを販売。2005年6月期の売上高は約4億1100万円を計上した。

 少子化を背景とした需要減などで売り上げは減少傾向にあったものの、今年1月までは例年並みの販売額を確保。しかし、2月ごろから新型コロナウイルス感染拡大の影響で、売り上げの落ち込みに拍車が掛かった。さらに各地の祭りの中止でちょうちんの売り上げがほぼなくなるなどし、資金繰りは限界に達した。

 渡辺社長は「新型コロナの経済対策関連の融資が通らなかった。74年続けてきたが残念でならない」と話した。

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