沼田市が電子地域通貨を導入 500店を想定 12月から実証実験
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 地域経済の好循環を生み出そうと、群馬県沼田市は市内での買い物に使える地元限定の電子マネー「電子地域通貨」を導入する。市内の飲食店や商店、スーパーなど約500店舗での運用を想定し、12月からスマートフォンなどを使った電子決済の実証実験に乗り出す。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて求められているキャッシュレス化などの「新しい生活様式」に対応しつつ、落ち込んだ消費の回復や地域の活性化を目指す。

 地域通貨の名称は、同市になじみの深い天狗てんぐをもじった「tengoo(テングー)」とする方向。市役所の窓口などで現金を支払い、スマホのアプリか専用カードにチャージする形態をイメージしている。利用者には、買い物の際に10%のポイントを還元する。

 実証実験に先立ち、市は今月、スマホ決済サービス「ペイペイ」と連携した消費活性化キャンペーンを市内の約500店舗で実施している。市民にキャッシュレス決済を普及させてから、地域通貨の運用、定着に結び付けたい考えだ。

 電子地域通貨 一定の地域社会の中だけで、物を買ったりサービスを受けたりすることができる電子マネー。地域内での消費を促し、経済を活性化する狙いがあり、金融機関などによって各地で導入されている。岐阜県高山市周辺の「さるぼぼコイン」や千葉県木更津市の「アクアコイン」、埼玉県深谷市の「ネギー」などがある。

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