ベイシアグループが売上高1兆円を突破 創業から61年目で達成
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前橋市亀里町のベイシア本部

 スーパーのベイシア(前橋市亀里町)など物販チェーン6社を中心につくる群馬県のベイシアグループは19日、2019年11月~20年10月の総売上高が1兆円を超えたと発表した。前身の「いせや」が1959年に創業して以来、61年目にして初めて1兆円の大台に乗せた。

◎巣ごもり需要やアウトドア需要を取り込み
 会社別の内訳を明らかにしていないが、直近の年間売上高はベイシアが2887億円(2020年2月期)、ホームセンターのカインズ(埼玉県本庄市)が4410億円(同)、作業服・アウトドアウエアのワークマン(伊勢崎市柴町)が1220億円(20年3月期)など。カジュアル志向を打ち出した新業態店が好調のワークマンや、DIYに特化した売り場などが人気のカインズの躍進が目立った。

 外出自粛による「巣ごもり需要」や「3密回避」を背景に高まったアウトドア需要を取り込み、新型コロナウイルス感染拡大の影響を最小限に抑えたことも効いた。

 いせやは、ベイシアの土屋嘉雄会長(88)が伊勢崎市内に1号店を開いて創業。部門ごとに分社し、1982年にワークマン、89年にカインズ、96年にベイシアを設立、小売業主体のグループを形成した。「より良いものをより安く」との経営理念の下で業績を伸ばし、グループの総売上高は98年が3430億円、2009年が7896億円、16年が8505億円となった。

 近年は「グループ1兆円構想」を明確に打ち出し、18年にはベイシアの橋本浩英社長とカインズの土屋裕雅社長が前橋市内で会見し、総売上高1兆円の早期達成を目指すと述べていた。

 土屋会長は「1兆円達成を機にさらに地域社会の発展に貢献していける企業を目指す」とコメントした。

 グループは28社で構成し、20年2月末時点で1879店舗を展開、2万5541人の従業員を抱える。

 群馬県関係の小売業では、ヤマダホールディングス(高崎市)が05年に売上高1兆円を達成している。

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