上州地鶏の店を認定 群馬県が内外27店 機能性表示食品も目指す
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 群馬県のブランド鶏「上州地鶏」の販売促進に向け、県は肉や料理などを常時提供する「指定店」認定制度を立ち上げ、第1弾として県内外の飲食店、食品スーパーなど27店を認定した。上州地鶏を味わう旅行ツアーの企画や機能性表示食品の届け出なども目指しており、消費拡大につなげる。

 指定店制度は生産者らでつくり、県が事務局を務める県地鶏生産普及促進協議会が運営する。年間を通じて上州地鶏の肉や料理、加工品を常に提供し、メニューなどに「上州地鶏」の名称を明示することを認定要件としている。

 生産者は指定店から安定的な需要を見込める。すでに東京都や神奈川県の飲食店も指定店になっており、全国各地での知名度向上や販売拡大を期待できる。一方、指定店側も県ホームページへの店舗情報の掲載などを通じ、店をPRできる利点がある。

 県によると、上州地鶏は県畜産試験場が開発し、地鶏として国内最大級の大きさと濃いうま味、弾力のある食感が特徴。飼育方法などに関する厳しい基準を満たし、特定JAS規格の認証を受けている国内10鶏種の一つで希少性が高い。

 県産農畜産物の栄養やおいしさを調べる県の「G-アナライズ&PRチーム」が分析したところ、疲労感の軽減に役立つとされるアンセリン、栄養ドリンクの有効成分として知られるタウリンなどを豊富に含むことも判明した。

 これを受け県育成品種としては初の機能性表示食品の届け出を視野に入れる。疲労回復や健康をテーマに群馬県が誇る温泉やヨガなどと組み合わせ、上州地鶏を味わう旅行ツアーを考案し、旅行企画会社を通じて販売することも検討する。

 県畜産課は「指定店などを通じ、県外を含む多くの人が上州地鶏を味わう機会を増やし、生産拡大につなげたい」としている。

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