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農産物のブランド化に取り組む群馬県伊勢崎市「農&食」戦略会議米麦部会(膳尚希部会長)は1日、新開発したブランド米「ミルキーシェリー86」の販売を始めた。同戦略会議が手掛けたブランド農産物の第15弾で、膳部会長(38)は「地元の人に、伊勢崎にもおいしいコメがあることを知ってもらいたい」と自信を見せる。
甘みが強く、もちもちとした食感が特徴の品種「ミルキークイーン」を使用。コメのおいしさを示す指標「食味値」が、86以上という品質基準を設けた。市によると、一般的に販売されているコメの食味値は60~70。戦略会議の高木
同部会は、市内の若手農家を中心に2014年に発足。炊いた後に弁当に入れたり、冷凍保存したりする現代の食生活に合わせ、「冷めてもおいしいコメ」を目指してブランド米の開発を始めた。当初、山間地に比べて昼夜の寒暖差が小さい平地で食味値80以上の達成は難しく、同業者から「無理だ」と言われたこともあったという。
県内外での視察や会員同士の情報交換を重ね、17年に食味値81以上を品質基準とする「ミルキーシェリー81」を商品化。その後も地道に土作りを続け、食味値86以上のコメの安定的な生産を実現させた。
2キロ入り1400円、5キロ入り3400円。約2トンの数量限定で、直売所の「からかーぜ」(同市田中町)、「からかーぜまゆの郷」(同市境百々)で販売する。