7割が減益や赤字に 群馬県内上場企業3月期予想 6社が上方修正
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 群馬県関係上場企業の2021年3月期業績予想について、20年9月中間決算の発表に合わせて新たに7社が開示し、35社のうち32社分が出そろった。上方修正したのは6社で、自動車関連などで新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化に底打ち感が出てきた。ただ7割超の23社が純損益を減益か赤字と見通し、全体としては厳しい業況が続く。

群馬県関係35社の2021年3月期の業績予想の一覧はこちら

 上方修正は、世界的に販売が持ち直しつつある自動車関連で目立った。SUBARU(スバル)は北米市場の回復を受け、売上高を2兆9000億円から2兆9500億円に、純利益を600億円から800億円にそれぞれ引き上げた。

 日野自動車は、売上高を1兆4100億円から1兆4300億円に修正。車載通信機器を手掛けるヨコオは売上高を565億円から580億円へ、純利益を27億円から31億5000万円へ引き上げた。

 巣ごもり需要が追い風となる小売りでは、フレッセイなどを展開するアクシアルリテイリングが純利益を前回予想から12億円増の67億円とした。

 テレワークの拡大や第5世代(5G)移動通信システムへの対応で、半導体や電子部品も復調の兆しを見せる。太陽誘電は電子部品需要が想定を上回り、売上高を2650億円から2840億円に、純利益を170億円から220億円に見直した。半導体試験装置製造のアドバンテストも純利益を67億円引き上げ、425億円を見込んだ。

 ただ、新型コロナの収束が見通せない中で多くの企業は厳しい見通しを示す。これまで未定としていたミツバは、売り上げの回復や経費削減効果を見込みつつも、アジア市場の回復の鈍化などを理由に純損益を54億円の赤字と予想。藤田エンジニアリングは、工事の遅れや顧客の設備機器の更新延期などの影響を受け、純利益は前期比16%減を見込んだ。

 小倉クラッチとサンデンホールディングス、ナカヨは4日時点で業績予想を公表していない。

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