住民憩いの公園に 図書館や食堂 アートな空間 3月オープン予定 前橋 ソウワ・ディライトが整備
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整備が進められている公園「coco no mori」

 電気工事業のソウワ・ディライト(前橋市小屋原町、渡辺辰吾CEO)は、本社近くに地域住民らの憩いの場となる公園「coco no mori(ココノモリ)」の整備を進めている。小さな家「タイニーハウス」を図書館として活用し、木製トレーラーハウスを食堂とする。随所にアートを取り入れ、個性的で新しい公共空間の形を目指している。

 会社に隣接する土地を購入し、約2年前から整備を進めてきた。行政が手掛ける公園の概念に縛られず、さまざまな人が集い、創造性あふれる場所にすることが狙い。来年3月ごろにオープン予定。

 雑種地で建物は建てられないため、図書館、食堂ともに車輪付きで動くようになっている。木製トレーラーハウスは「SHINE(シャイン)食堂」と名付けた。アウトドアブランドのスノーピーク(新潟県)が建築家の隈研吾氏と開発し、グランピング場で使われる「住箱(じゅうばこ)」を活用。20平方メートルの内部にキッチンスペースを備え、内装は隈氏の息子、隈太一氏が手掛けた。

 5平方メートル程度の図書館は「タイニーライブラリー」とした。新しい暮らしの実験広場「ハローガーデン」(千葉市)で使われていたものを引き取り、図鑑、写真集など約500冊をそろえる。周辺の小学校と地域図書委員会をつくり、今後は児童の意見を反映させた本を入れる方針。

 トイレに屋根はなく、空間の中央にご神木を配置。住宅の基礎を生かしたフリースペースは、木の周りに椅子を置き、訪れた人々が交流を深められる。

 敷地面積は約600平方メートルだが、さらに整地し倍の規模にする予定。渡辺CEOは「企業のアイデンティティーを形にし、訪れる人が心地良さを感じられる空間にしたい。公園がハブとなり、地域の連携など新たな可能性が生まれるといい」と期待している。

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