年末から福袋 初売りの密回避 販売の中止も 群馬県内小売店
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高崎高島屋で初めて企画された「ハッピーパック」の販売=27日

 群馬県内の小売店で、これまで初売りの目玉商品となってきた福袋を先行販売する動きが広がっている。新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、年明け最初の営業日に来店が集中して混み合う状態を防ぐためだ。福袋の販売自体を中止したり、抽選会などのイベントを中止したりする店もあり、例年と様相が異なっている。

 ベイシア(前橋市)は、恒例の「商品券付き福袋」(1000円)の販売を見合わせた。店舗で使える千円分の商品券と食料品や日用品をセットにした人気商品で毎年長蛇の列ができるため、「密を避けるために仕方なく中止した」(同社)という。抽選会や商品の詰め放題イベントも行わない。

 高崎高島屋(高崎市)の福袋は事前予約制とし、1月2、3の両日は販売もしない。代わりに初めての取り組みとして、詰め合わせ商品「ハッピーパック」を用意した。婦人雑貨など一部は27日から販売している。アクセサリーや食品などのハッピーパックは4日から販売し、分散来店を呼び掛ける。

 イオンモールの高崎、太田両店は「福売り」と銘打って、福袋を29日から販売する。たこ焼き引換券入りの「築地銀だこ」の福袋といった、モール内のテークアウトメニューなど食料品福袋を充実させた。イオンモール高崎は、コンサートやワークショップなどを1、2の両日は見合わせた。同店は「例年来店が集中するのは三が日。分散策を講じていきたい」としている。

 スズランは、前橋、高崎の両店で2日から初売りを始める。食品の福袋などは販売場所を複数設けるなどの対応を取る。2日に買い物額に応じて発行する商品券は3、4の両日も使えるようにして混雑回避を図る。担当者は「経験したことのない初売りになるが、臨機応変に対応したい」と気を引き締めた。

 けやきウォーク前橋(前橋市)は、福袋を年内から販売したり、予約して取り置いたりできるようにしている。福袋を楽しみにしている客も多く、担当者は「密を避けて販売できるように工夫したい」と話している。

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