衆院選期日や戦略にコロナの影 群馬1区の候補調整に与野党とも急ぐ
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 今年は衆院議員が任期満了を迎え、10月下旬までに総選挙が行われる。群馬県内では与野党それぞれで立候補予定者が固まりきっていない選挙区もあり、限られた期間で調整が進められることになる。終息の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症は、選挙の時期や戦略にも影響するとみられる。

 与党の自民党は、群馬1~5の各選挙区でいずれも現職の尾身朝子、井野俊郎、笹川博義、福田達夫、小渕優子の5氏の立候補が想定されるほか、比例北関東選出の中曽根康隆氏が1区での出馬の意向を示している。比例南関東で当選した後に県連所属となった上野宏史氏も1区を地盤として活動している。

 1区では尾身、中曽根両氏が公認を求めている。尾身氏が「選挙区選出の現職」として選挙戦に臨もうとするのに対し、中曽根氏は自らへの支持の拡大をアピールする。自民は全国で現職同士が競合するなど公認争いがくすぶる選挙区が複数あり、最終的な党の判断が注目される。

 公明は県議の福重隆浩氏が比例北関東に名乗りを上げている。党は比例北関東で前回減らした1議席を取り戻し、3議席への回復を狙う。

 一方の野党。昨年9月に国民民主党(当時)などが合流した新たな立憲民主党と共産党が、複数の選挙区に擁立を予定している。

 1区では立民県連が立候補者を公募し、同年11月に2019年の参院選群馬選挙区に旧立民から出馬した斎藤敦子氏を選んだ。県連は斎藤氏を公認予定者に当たる同区総支部長とするよう党本部に申請している。元職の宮崎岳志氏も1区からの出馬を明言。野党統一候補を目指すとしている。

 両氏に加え、共産からは店橋世津子氏が出馬を表明している。野党が共闘を選ぶとなれば、候補者の一本化に向けた協議が必要となる。同選挙区では与野党とも調整が困難となる可能性がある。

 2区は立民から比例北関東選出の現職、堀越啓仁氏と元職の石関貴史氏が立候補を予定する。政権への批判票が分散する可能性がある。

 このほか立民では3区に比例北関東選出の現職、長谷川嘉一氏、4区に県議の角倉邦良氏の出馬が予定される。共産は4区に萩原貞夫氏、5区に伊藤達也氏を擁立する。

 立民は県内各選挙区で野党との連携をにらみながら態勢づくりを急ぎ、共産は2、3区での対応の方向性を検討中。社民は継続してきた5区での擁立に向けて調整を進めている。

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