野菜高騰 家計を直撃 天候不順で平年の2倍近く
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切り分けられた野菜が多く並ぶ売り場=前橋市のフレッセイ元総社蒼海店

 昨年秋の天候不順が尾を引き、葉物野菜やダイコンの価格が平年の2倍以上に高騰している。2月以降に出回るものはおおむね生育が順調で価格も戻りそうだが、ハクサイの影響は長引いて3月中旬ごろまで値下がりが見込みにくいという。料理に欠かせない食材の値上がりに、消費者も販売側も頭を悩ませている。

◎レタス2.4倍、キャベツ2.1倍、ハクサイとダイコン2.0倍…

 全国470店を対象にした農林水産省の小売価格調査によると、昨年10~11月の台風や長雨、低温で生育が悪くなった野菜が値上がりし、12月第4週(25~27日)の平均価格はレタスが1キロ当たり1230円で平年の2.4倍、キャベツ(326円)は2.1倍。ハクサイ(285円)、ダイコン(269円)はともに2倍だ。

 前橋総合卸売市場の前橋青果によると、今月上旬の市場価格はハクサイが前年の2倍、ダイコンは2.2倍、キャベツは1.3倍。「産地によっては入荷が少なく、全てが高くなっている」という。

 JA邑楽館林によると、ハクサイは生育が遅れて小ぶりで、最小のSサイズに満たないものも。JA佐波伊勢崎も同様で「ハクサイや露地栽培のホウレンソウの出荷量は例年の6割程度になりそう」と嘆く。ハクサイを栽培する伊勢崎市の男性(69)は「台風で畑の1割ぐらいに被害が出た。出荷できるものも全体的に小ぶり」と話す。

 スーパーのフレッセイ(前橋市)は、消費者が買い求めやすいサイズの野菜の売り場を広げ、通常は扱っていない6分の1、8分の1のサイズでの販売を検討しているという。元総社蒼海おうみ店(同市)では安価なモヤシの売り上げが好調で入荷を増やした。

 野菜売り場で品定めしていた女性(48)は「葉物が高いので、代替としてアスパラガスを選んだ。キノコ類で炒め物をかさましするなど工夫している」と話していた。

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