吾妻地域の特産品・花豆 「規格外使い商品を」菓子業者が取り組む 収入増で生産者を後押し
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規格外の花豆を活用して商品化に取り組む(左から)萩原さんと山口さん、吉崎さん

 群馬県の吾妻地域の特産品として知られる花豆(ベニバナインゲン)の生産者をもり立てようと、県内の菓子製造業者らが、規格外で出荷に向かない豆を使った加工品の商品化に取り組んでいる。気候の変化による収量減から栽培をやめる生産者も少なくないため、加工品への有効活用で生産者の収入増につなげ、産地を守りたいという。既にようかんを売り出し、現在はみそを試作中。「他の産地に負けない品質、価値がある。新しい商品で生産者を後押ししたい」と話している。

 花豆は粒が大きいのが特徴。割れたり、変形したり、皮にしわが寄ったりしたものは出荷に向かず、取引しても安値のため、廃棄してしまうケースが多いという。

 嬬恋村の生産者、千嶋澄孝さん(55)から悩みを聞いていた花豆甘納豆製造販売「大丸」(東吾妻町原町)の吉崎哲生さん(45)が、加工技術のある和菓子製造販売「大甘堂」(前橋市岩神町)の山口剛さん(43)に相談。加工品作りに取り掛かった。

 「あんこを炊いてみたら、豆の味を損なわず良いものができた」(山口さん)ため、皮ごと使ったようかんを商品化。昨年夏、道の駅八ツ場ふるさと館で販売を始め、好評という。山口さんは「アズキは高騰しており、地元産の材料でおいしいものが作れるのであれば、なおいい」と話す。

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