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魚の養殖に取り組む近畿大(大阪府東大阪市、細井美彦学長)とアセロラ食品事業を手掛けるニチレイフーズ(東京都中央区、竹永雅彦社長)は26日、共同開発した養殖ブリ「アセロラぶり」を30日から、スーパーのベイシア(前橋市亀里町、橋本浩英社長)で限定販売すると発表した。アセロラ由来の抗酸化作用で赤身の色鮮やかさを長時間保持できるようになり、爽やかな味わいに仕上げた。
ニチレイフーズがアセロラ商品を製造する際に出る搾りかすの粉末を餌に加え、養殖した。搾りかすに含まれる抗酸化ポリフェノールとビタミンCの作用で、色合いと食味が改善。冷蔵した場合、通常の餌で育てたブリと比べて平均で2日間長く鮮やかな色を保持でき、鉄臭さや渋味のない味わいになった。
生産した900尾をお造りやすしに加工し、ベイシアマートを除く15都県のベイシア全店で売る。売り切れ次第終了となる。
近畿大とニチレイフーズなどは「持続可能な養殖業の推進」に向けて協働を進めており、共同開発はその一環。ベイシアは2017年、同大発ベンチャー「アーマリン近大」の関連会社で養殖魚の加工販売を行う食縁(和歌山県)と「持続可能な養殖水産物の普及に関する協定」を結んでおり、ベイシアでの販売が決まった。
同大は「脂が乗っていながらさっぱりとした味わいになった。青魚特有の臭さがなく、普段あまり魚を食べない人にもお薦めしたい」としている。
同大は古くから養殖研究が盛んで、02年にはクロマグロの完全養殖に世界で初めて成功し、「近大マグロ」として出荷している。