恵方巻き予約好調 外食控え自宅で
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予約状況が好調の恵方巻き売り場=29日、前橋市のフレッセイ元総社蒼海店

 2月2日の節分に向け、群馬県内のスーパーや百貨店で恵方巻き商戦が始まった。新型コロナウイルス感染拡大で旅行や外食が制限される中、自宅で「プチぜいたく」を楽しもうとする需要が高まり、高価格帯の商品を含めて予約状況が好調。食品ロス削減の流れを受け、各社は食べきりサイズの展開や予約販売の強化に取り組む。

 フレッセイ(前橋市)は、前年の2割増しのペースで予約が入っている。本マグロ中トロ入りの「開運海鮮太巻き」(1274円)や「いくらぶっかけ海鮮太巻き」(1382円)が好調。30日までの予約で1割引きとし、千円以上で指定期間内の買い物で使える割引券を進呈する。

 テレワークの広がりによる在宅時間の増加を見込み、手巻きセットの販売も強化。担当者は「外食や旅行に行きづらい状況が続いており、家でおいしいものを食べてほしい」と話す。

 高崎高島屋(高崎市)は、予約件数が前年比7割増で推移している。高価格帯が人気で、東京・銀座の老舗すし店「銀座久兵衛」の恵方巻き(1890円)など既に完売した商品もあるという。

 他者との接触機会を避けようと、店頭予約でなくオンラインや電話による予約を選ぶ客が多い。担当者は「クリスマスやおせち商戦でも見られた高級志向が恵方巻きでも続いている」とみている。

 一方で、食品ロス削減に向けた対策も続く。とりせん(館林市)は、農林水産省の「恵方巻きのロス削減に取り組む事業者」に応募し、需要に見合った販売に取り組む。品ぞろえを人気商品に絞り込み、予約販売では50~100円の割引を行った。

 ベイシア(前橋市)は前年実績に基づいて販売計画を立て、作り過ぎないようにしている。予約販売を強化して需要の把握に努め、食べきれるハーフサイズを充実させた。

 今年の節分は、1897(明治30)年以来124年ぶりに2月2日となる
。買い忘れた人向けにフレッセイは3日も少量を販売するほか、とりせんは通常の海鮮巻きをカットせずに提供するといった対応を取る。

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