《ぐるっと点検ぐんま》機能別病床数 難しい医師適正配置
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 高齢化や人口減少により医療需要が変化する中、必要とされる医療機関の病床(ベッド)数を見通すことは行政の大きな課題。団塊の世代が75歳以上となる2025年の機能別病床数について、群馬県は県内を10区域に分けた「地域医療構想」を示している。全体で2016年7月時点の1万9621床から、25年は2000床余り減る方向。だが、機能別病床数を巡っては、日々の医療活動に携わる病院側が求める実態と開きがあり、実現には課題が多い。

 機能別病床数の現状と25年の必要病床数を比べると、回復期は全県で2.7倍ほど増え、高度急性期も微増。これに対し、急性期は半数近く減り、慢性期は微減となる。

 回復期病床への転換を後押しするため、県は病棟改修や備品購入を補助している。県医務課は「限られた医療資源を有効活用し、持続的な在宅医療や介護サービスの体制を構築する」と意義を説明。県医師会の須藤英仁会長は「医師や看護師の医療スタッフの確保が課題で、人件費の補助も必要だ」と強調した。

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